iPhone 格安SIM

イオンモバイルの通信速度が実際どれくらい遅いか測定!データ通信速度の結果は意外だった!

こんにちは。『アル』です。

本日ご紹介していく記事のテーマはこちらについて

『イオンモバイルの通信速度が実際どれくらい遅いか測定!データ通信速度の結果は意外だった!』

イオンモバイルは業界最安値の料金設定と、プランやオプションの数の多さ、全国のイオンで受けられるアフターサービスの質などバランスの取れた格安SIMです。

一方、イオンモバイルの大きな欠点として挙げられるのが通信品質の悪さだと言われます。

今回は、イオンモバイルの通信回線を利用し、実際に速度検証を行いその噂が本当かどうか解析を行っていきたいと思います。

通信速度が遅いと言われるイオンモバイルのデータ通信ですが、実は意外な結果に驚くかも!?

 

 

均整の取れた優れたバランスではナンバーワンのイオンモバイル

イオンモバイルの最大の強みは価格の安さだと言われています。

それもそのはず、1GB当たりの月額利用料は480円と業界でも最安値を誇るサービスプランを提供しているからです。

さらに、イオンモバイルは下記に取り上げる容量プランでも業界最安値を謳っています。

  • データプラン1GB
  • データプラン4GB
  • データプラン12GB
  • データプラン20GB
  • データプラン30GB
  • データプラン40GB
  • 音声付きプラン500MB
  • 音声付きプラン4GB
  • 音声付きプラン6GB
  • 音声付きプラン12GB
  • 音声付きプラン20GB
  • 音声付きプラン30GB

イオンモバイルはデータプランと音声付きプラン2つを合わせて計21種類ものプランを用意しています。

その中でも約60%の12種類ものプランで業界最安値を実現しているのですね。

他にもイオンモバイルには8種類のシェアプランが存在します。

こちらは、一つの契約で最大5枚まで同時にSIMカードを購入することができ、契約したデータ容量をそのSIMカードの枚数で分け合うことが可能になっています。

例えば、6GBで契約した場合、自分のために2GB、奥様に3GB、お子様に1GBとそれぞれ割り振ることで容量の中で自由にデータ通信と通話を楽しめます。単独で家族3人が合計6GBの契約を結ぶよりもはるかにお得で、家族で利用するには最適の格安SIMと言えます。

また、最低利用期間が発生しないのも嬉しいポイントですね。多くの格安SIM事業者が1年という契約期間の縛りを設ける中、イオンモバイルの場合はいつ他社に乗り換えた場合でも解約料が発生しません。

さらに、全国に展開するイオンモールの内、約400店舗に専門のサービスカウンターを設け、気軽に相談や質問を受け付けています。

通常、メールや電話にて問い合わせすることが多い格安SIMですが、直接専門スタッフとやり取りができるため、問題解決までに要する時間を節約できるでしょう。

格安スマホ初心者の方にとっては非常に嬉しいサービスです。

 

強みの多いイオンモバイルにも大きな弱みはデータ通信の遅さ

このように、価格面だけでなく、格安スマホとして優れたバランスを有するイオンモバイルは、初心者ユーザーだけでなく、スマホに熟練した方にとっても使い勝手に優れた格安SIMと言えるでしょう。

しかし、そんなイオンモバイルにも欠点が一つだけ存在します。

その欠点こそ、データ通信品質の悪さです。

イオンモバイルの主回線は、大手キャリアであるdocomo(ドコモ)から借りた通信回線です。

ドコモの通信回線を利用する格安SIM事業者は多く、時間帯によっては多くのユーザーで混み合ってしまいます。回線が混み合うと、アップロードやダウンロードなどの通信の行き来が滞ってしまうのです。

特に平日、土曜・日曜に関わらず、お昼の時間帯は最も混み合う時間帯です。その時間帯に、高速通信を維持できる格安SIMこそ、真に通信品質の良い事業者と言えるでしょう。

それでは、イオンモバイルは他社に比べてどれぐらい通信速度が遅いのか。実際に検証した画像も踏まえて確認していきましょう。

なお、検証には、パソコンやスマホから自分の端末の通信速度を把握できる「Speed Test.net」というアプリを使用しています。

(測定場所:大阪市内、測定日時:2017年7月5日水曜(朝10時、昼12時、夕方5時))

 

■朝10時の通信速度

 

朝10時に測定した結果は35.08Mbpsでした。何度測定を行ってもこの近辺で落ち着きます。平均速度は35.9Mbpsとなりました。

朝はモバイルのインターネットを利用する人が少ないため、どの格安SIMでも繋がりやすい時間帯となります。他の格安SIMと比べて、上記の数値がどれほどのものか下記に記載しました。

  • 1位:nuro mobile 平均37.4Mbps
  • 2位イオンモバイル 平均35.9Mbps
  • 3位:mineo 平均33.38Mbps

通信速度が遅いと言われたイオンモバイルがなんと2位に食い込みました。

実は、格安SIM事業者によって得意とする時間帯は異なり、イオンモバイルは朝の時間帯に力を発揮します。このぐらいのスピードを出せれば、重いウェブサイトはもちろん、動画の視聴までスムーズに行うことが可能です。

 

■昼12時の通信速度

 

お昼の時間帯は最も混み合うため、数字はぐっと下がり1.99Mbps、何度か測定しても同じような結果でした。平均値を取ると、1.87Mbpsという結果になります。

それでは他社と比べて、どのあたりに位置するのでしょうか。

  • 1位:UQmobile 平均39.63Mbps
  • 2位:Y!mobile 平均20.46Mbps
  • 3位:LINEモバイル 平均7.79Mbps
  • 9位イオンモバイル 平均1.87Mbps

他社と比べてかなり下位に位置することが分かりました。

この中でもUQmobileは最近特に通信品質に力を入れて徐々に認知力も高まってきている格安SIMです。昼間帯に圧倒的な速度を維持しています。

では、イオンモバイルの平均値がどれほど遅いのか、実際にインターネットや動画を閲覧して試してみました。昼の12時に実際にスマホでインターネット「イオンモバイルの公式サイト」へアクセスしたところ、読み込みが完了するまでに約6~7秒の時間が掛かりました。さくさくウェブサイトを閲覧というには少し不満の残るスピードですね。

ただし、読み込み中も画面は問題なくスクロールできるので、実感としてそれほど不便な印象は受けませんでした。

次に動画の再生です。YouTubeにて昼の12時に5分程度の一つの動画をストリーミング再生してみたところ、HD画質の720pの解像度だと途中3回読み込みのために動画が停止しました。

しかし、低画質とされる480pや240p程度の解像度だと一度も止まることなく再生することができます。

たくさんのデータ容量を消費する動画だけに、必要となる通信速度も高めだと思われがちなストリーミング動画ですが、意外とイオンモバイルの通信速度でも特に問題なく動画視聴は行えるようです。

 

■夕方5時の通信速度

それでは、最後に夕方5時に行った通信速度結果です。画像では16.43Mbpsとなっており、平均値16.5Mbpsでこの周辺の数字に落ち着きました。

他社との比較をしてみましょう。

  • 1位:UQmobile 平均34.52Mbps
  • 2位:Y!mobile 平均30.63Mbps
  • 3位:OCNモバイルONE 平均23.08Mbps
  • 8位イオンモバイル 平均16.5Mbps

上記のような結果となりました。ここでもUQmobileが圧倒しているのが分かります。また、Y!mobileも安定した昼から夜にかけて安定した通信品質を誇っています。

夕方の時間帯は昼間に比べて少し落ち着くため、隙間時間を狙ってダウンロードやアップロードを行うには最適な時間帯と言えるでしょう。

イオンモバイルは他社に比べて、それほど高くない位置にランクしましたが、数字を見るとウェブサイトを見たり、動画を閲覧するにも遜色ない結果と言えます。

参考:イオンモバイルの公式サイトを確認する

 

まとめ:スマホのデータ通信にそれほど高い数値が必要なのか?

通信速度が遅いと言われるイオンモバイルですが、他社に比べると品質が劣っているように見えて、実際に稼働させるには特に問題がないことが分かります。

確かに、大きな広告や宣伝文句で通信速度ナンバーワンと喧伝されると、あたかも通信に要するスピードはそれだけ必要なんだ、と錯覚してしまいがちですが、スマホの低用量のウェブサイトや動画を閲覧するぐらいなら、ほどほどのスピードでも十分に楽しむことができます。

お昼の時間帯に弱みを持つイオンモバイルですら、少し画質は悪くなってもストリーミング動画はさくさく閲覧可能です。

また、価格やサービスなど他の要素とのバランスを考慮に入れると、イオンモバイルの使い勝手は、一度手にしたら二度と手放せないほどです。

スマホや携帯端末にとって通信品質は大切な要素ですが、その部分だけ優れていて全体のバランスに欠けては使いづらいだけで終わってしまうでしょう。

格安SIMを選ぶ際は、全体的にどれだけ均整が取れているか、のほうが大切なのではないでしょうか。

関連記事:当サイトがおすすめする最高にバランスの取れたイオンモバイル公式サイトを確認する