こんにちは。『アル』です。
本日の記事のテーマはこちらについて。
『イオンモバイルとBiglobe simを徹底的に比較!プランや料金、通信速度はどこまで差がある?』
格安SIMを比較する上で最も難しいのがイオンモバイルとBiglobe simです。
なぜなら、イオンでは2016年2月に新生イオンモバイルとしてサービスを開始する前まで、Biglobe simを中心に販売していたこともあり、今でも両者を混同して捉えてしまうことも多いからです。
しかし、新しくなったイオンモバイルとBiglobe simでは、価格や通信速度、プランやサービスまで全く異なる内容となっています。
今回は、両者の違いを徹底的に比較検討していきましょう。
この記事を読むことで、イオンモバイルにしようか、Biglobe simにしようか迷っている方の選択の後押しになればと思います。
総合力ナンバーワンの実力を誇るイオンモバイルの特徴
格安SIMに早期に参入したイメージのあるイオンですが、実は本格的にイオンモバイルとしてサービスを開始したのは2016年2月と非常に新しい実情があります。
それまで、イオンは他社の格安SIMを販売する単なる仲介者に過ぎませんでした。
他の格安SIM事業者に比べ、歴史の浅いイオンモバイルですが、充実したサービスによる全体的な総合力ではもはやナンバーワンという立ち位置と言っても過言ではありません。
イオンモバイルの総合力を支える根幹となっているものに下記のような内容が挙げられます。
- 1GBあたりの月額利用料は業界最安値
- 29種類のプラン数も業界ナンバーワン
- 大手キャリア(docomo,au,softbank)並みのオプション数
- 最低利用期間と解約金が発生しない
- 400店舗を超えるイオンでの充実したアフターサポート
イオンモバイルほどプランやオプションの選択肢に恵まれ、さらに料金も安いという格安SIMは今のところ存在しません。
サービス開始と同時に、巨大小売企業の力をまざまざと見せつける圧倒的なサービスを展開しました。
反面、通信速度の遅さが指摘されており、数ある格安SIMの中ではインターネットの繋がりやすさや動画像のダウンロードなどは決して速いほうではないという唯一の欠点もあります。
しかし、使い勝手を考えると、非常にバランスの優れたイオンモバイルは、ライトユーザーからヘビーユーザーまで幅広い利用者に価値のある格安SIMと言えるでしょう。
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バランスに優れるも特筆すべき魅力に欠けるBiglobe sim
Biglobe simは、通信事業を展開するBIGLOBE(ビッグローブ)によってサービスを展開する格安SIMです。
インターネット通信事業も同時に展開しており、サイト上で格安SIMと同時に、Wi-Fiルーターの契約も結べるのは一つの魅力と言えます。
Biglobe simもイオンモバイル同様、全体的なバランスに秀でており、充実した内容となっているものの、決定打に欠けるため、他の格安SIMと比較して見劣りする印象があります。
下記はBiglobe simの特徴です。
- プラン数はSMS付加プランを加えて16種類
- 豊富なオプション数を取り揃える
- 最大5枚までSIMカードを発行できるので家族シェアに向く
SMS(ショートメッセージ機能)を加えないプラン数は、データプランと音声付きプランを合わせ11種類となっています。あまり選択肢が豊富とは言えません。
さらに、最低料金はエントリープラン3GBで900円と他社に比べ遜色がなく、特別安くはありません。
Biglobe simはイオンモバイルと同様、通信品質に難があり、安定した通信速度を期待するのは止めたほうが良いでしょう。
早朝のみ他社を凌ぐ速度を記録しますが、その時間帯を超えると極端にスピードが低下します。
ただ、万能なイオンモバイルと比べても数点優れる内容も存在するため、格安SIMのどの部分を重視するかによっては選択肢になり得る可能性も秘めています。
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Biglobe simは安さやプラン数ではイオンモバイルに敵わない
- イオンモバイル:最低価格480円、プラン数29種類
- Biglobe sim:最低価格900円、プラン数11種類
イオンモバイルではデータ専用プラン1GBから、音声付きプラン500MBから選択肢を用意しています。
このデータ専用1GBの月額利用料が480円となっています。これは業界では最安値とされます。
一方、Biglobe simはデータ専用プラン3GBから、音声付きプラン1GBから用意しており、選べる種類が少ないと言えます。
イオンモバイルには3GBプランは用意されていませんが、4GBで980円のプランを用意しており、こちらの方がお得な内容です。
利用できるプランの幅を見てみても、イオンモバイルが500MB~50GBまで用意していることに対し、Biglobe simは1GB~30GBまでと幅も狭くなっています。
今のところ、幅広い選択肢と業界でも最安とされる月額利用料を用意するイオンモバイルに軍配があがるでしょう。
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通信速度はバランスの良いイオンモバイルが若干の差を付ける
Biglobe simは早朝の時間帯のみ、他社を圧倒する通信速度を実現します。
場合によっては60Mbpsという驚異的なスピードを見せています。
ただ、早朝は利用する機会が少ないという難点もあるでしょう。
ちなみに、Biglobe simはその時間帯を通過した後、朝の10時頃から夜にかけて通信速度が非常に遅くなります。
イオンモバイルも通信速度は他社に比べて遅いという事情がありますが、Biglobe simの平均的な速度はイオンモバイルにも劣ります。
Biglobe simでインターネットなどを利用する場合は、時間帯に気を配る必要があるでしょう。
最低利用期間があるかないかで大きな違いに
- イオンモバイル:最低利用期間なし、解約料なし
- Biglobe sim:最低利用期間12か月、解約料8,000円
スマホや携帯端末を選ぶ上で大事な要素となるのが最低利用期間の有無です。
今までなら、大手キャリアの2年という縛りが足かせになり、自動更新によるトラブルもたくさん発生していました。
しかし、格安SIM事業者の中には最低利用期間を完全に取り払うことに成功した所もあります。
イオンモバイルもその一つで、いつでも他社に乗り換えられる優れたメリットを有します。多くの格安SIMが1年から2年という縛りを設ける中、突出したサービスと言えるでしょう。
他方で、Biglobe simにはきっちりと最低利用期間が存在しています。契約から12か月以内で他社に乗り換えた場合、8,000円という高額な解約料が発生するので注意が必要です。
ただし、上記の最低利用期間は音声付きプランのみで、データ専用プランの場合は契約から1か月が経過すると解約料なしで乗り換えすることができます。
Biglobe simには最初の1か月だけ月額利用料が無料になるというメリットがありますが、データ専用プランで1か月目に乗り換えた場合、初月利用料が発生するのは覚えておいたほうが良いでしょう。
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利用できる端末が圧倒的に多いBiglobe sim
- イオンモバイル:動作確認済み端末約240種類
- Biglobe sim:動作確認済み端末約310種類
Biglobe simは利用できる端末数が約310と、動作確認済みの端末が非常に多いことが特徴です。これは業界最多とも言えます。
格安SIMの各公式サイトに記載されている動作確認済み端末だからといって必ず動作する確実な保証はありませんが、マイナーな端末からでも安心して乗り換えらる利点があります。
ただし、格安SIM事業者から直接購入できる端末の数では、イオンモバイルが33、Biglobe simが17と約倍の差があります。
端末とセット契約を結びたい方にとっては、イオンモバイルの方が豊富な選択肢があります。
サポート体制は400店舗のイオンモバイルに軍配!
最後に、格安SIMには大切なアフターサポートの充実度を見ていきましょう。
格安SIMでは通常、メールや電話、チャットなどを通じて質問や相談を行います。
しかし、格安SIMは大手キャリアとは異なる点が多々あり、難解な部分も多いため、メールや電話だけでは解決しづらい問題もあります。
イオンモバイルは全国に展開するイオンモールの内、約400店舗に専門のサービスカウンターを設け、直接質問や相談を受け付けています。
直接、専門スタッフと接することで問題が解決する可能性もスピードも高まります。
一方、Biglobe simも、ヨドバシカメラやビックカメラ、カメラのキタムラなど提携する店舗でのサポートを受け付けています。
過去にBiglobe simを販売していたイオンでも行うことが可能です。
ただし、イオンモバイルのように直営店ではないため、サポートの質には限度があり、ほとんどが契約や申し込みぐらいの対応に終始します。
そのため、悩みや問題を解決するにはメールや電話に頼らざるをえません。
格安スマホ初心者の方にとっては、手厚いサポートを提供するイオンモバイルの方が安心と言えるでしょう。
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まとめ:総合力を期待するならイオンモバイルで決まり!
イオンモバイルとBiglobe sim、どちらも全体的なバランスを重視する似た者同士なだけに、両者の明暗がくっきり分かれる形になってしまいました。
Biglobe simは動作ができる豊富な端末を揃えるメリットがありましたが、他にも格安SIMでは珍しいキャッシュバックキャンペーンを行っているなど、価格割引きに関するオプションが豊富な一面があります。
こうしたキャンペーンを利用すると、他社よりも費用を安く抑えることもできるでしょう。
ただし、全体的なバランスを考慮に入れれば、今のところイオンモバイルに一日の長があります。
今後の両社の動向次第では流れがガラッと変わる可能性もありますが、しばらくは形勢が逆転することはないでしょう。