iOS13でショートカットアプリに新たな機能として加わったオートメーション。
「なんとなくよくわからないから使ったこと無いや」ってiPhoneユーザー、私の周りに多いんですよ。
今回「簡単」で「便利」なオートメーションのレシピを、写真いっぱいで解説しますのでぜひマネしていってくださいね!
なお、オートメーション以外のショートカットの使い方やレシピはこちらです。
iPhoneのオートメーション基本的な使い方【自宅に帰ったら自動Wi-Fiオン】
「外ではバッテリー節約のためWi-Fiをオフにしているけど、家に帰ってからONにするのを忘れていてYouTubeにギガ持っていかれた!」
という経験のある方にはかなりオススメなオートメーションです。
まずはこのオートメーションを作りつつ、「オートメーションとは何か」という認識と基本操作の流れを掴んでいきましょう。
まず「ショートカット」アプリを開きます。
▼アプリを開きオートメーションを選択すると、「個人用オートメーションを作成」と「ホームを設定」が開きます。
「個人用オートメーションを作成」をタップしましょう。
▼次にずらっと表示されたのは「トリガー」と呼ばれるショートカットを自動で起動させるための「引き金」です。
オートメーション構築の流れは
- トリガーを指定
- アクションを組み合わせる
となります。
トリガーを指定
今回の場合トリガーは「到着」です。
タップすると場所を指定する画面に移るので自宅で設定されている方は「現在地」を選びましょう。
▼写真のように地名を入力することもできます。
アクションを組み合わせる
次はアクションを組み立てていきましょう。
▼「アクションを追加」をタップしてください。
▼ずらっとアクションが並ぶので、「スクリプティング→Wi-Fiの設定」の順でタップしていきましょう。
▼デフォルトは「Wi-Fiをオフにする」になっているのでオンに変えましょう。
ついでに切り替わったことがわかるようにバイブレーションを起動するようにしておきます。
▼+(プラス)のマークをタップして、同様に「スクリプティング→デバイスを振動させる」を選びます。
最後確認画面となるので、「完了」をタップして完了です。
【自宅に帰ったら自動Wi-Fiオン】のオートメーションの流れを振り返ると、
- iPhoneが一定時間ごとに位置情報を読み込んで、指定場所への到着を判定
- アクション起動、Wi-Fiをオンにしてデバイスを振動させる
というなります。
なお「自宅から出たら自動でWi-Fiがオフになる」というオートメーションもバッテリー節約のためには有効です。
ほとんどさっきまでと同じ流れで簡単にできるので練習がてら制作してみましょう。
▼アクションに移行する時間を指定する事もできます(指定時間以外では家を出てもWi-Fiが切れないようになる)。
iPhoneのオートメーションおすすめレシピ①:イヤフォンでポッドキャストを自動再生
さて、ここからが本番。
オートメーションでちょっとそれっぽいことをしてみましょう。
まず紹介するのは「Blutoothイヤホンを接続した時に自動でポッドキャストが再生される」というオートメーションです。
AirpodsなどのBlutoothイヤホンを持っている方なら、
通勤通学で電車に乗った時とりあえずイヤホンを付けますよね。
そしてYouTubeを見たり音楽を聴いたりしてやりすごすと思うのですが、オートメーションを使用することによってアプリを開く動作なくスマートに再生まで行けてしまいます。
満員電車などでなるべくiPhoneを触るステップを減らしたい、という方にオススメです。
今回はPodcastで解説しますが、ミュージックアプリで音楽を再生すること、YouTubeで登録チャンネルを開くこともできます。
なおAmazonMusicやSpotifyには対応していないのが玉にキズ。
イヤフォンでポッドキャストを自動再生するオートメーションの作り方
▼新規オートメーションの画面で下の方にある「Bluetooth」をタップします。
▼それぞれお持ちのBluetoothイヤホンを選択してください。
なおこの作業を行うまでの間に一度ペアリングを完了しておく必要があります。
▼次にアクションを組み立てる段階になるので、「App→Podcast」を選択しましょう。
▼オートメーションでできるPodcastの操作一覧が表示されるので、「Podcastを再生→チャンネルを選択」を選択。
自動で起動させたいチャンネルを選んでいきましょう。
iPhoneのオートメーションおすすめレシピ②:起きたら自動で天気予報を表示
最後に紹介するのは「アラームを止めたらお姉さんが声をかけてくれて天気を画面に表示してくれる」というオートメーションです、笑。
毎朝いちいちiPhoneで調べたり(ウィジェット含む)、スマートスピーカーに声をかけて答えを待つ必要はありません。
アラームを止めた瞬間に画面に天気が表示されるのです。
起きたら自動で天気予報を表示してくれるオートメーションの作り方
「新規オートメーション→アラーム」を選択しましょう。
▼停止された&任意で次へ行きましょう
▼「App→Safari→Webで検索」の順でタップ
▼「テキスト」の部分を「天気」に変更
▼次に「書類」から「テキスト」を選択
▼テキストの中身をいい感じに記述、この文章内容で毎朝声をかけられることになります。
次に「書類」から「テキストを読み上げる」をタップ。
▼「次へ」を押すと確認画面に移るので「実行の前に尋ねる」をオフに。
これがオンのままだと自動でアクションが走ってくれません。
なお、お姉さんの音声は変更可能です。
▼この設定が個人的には好み(聴いてない)。
ちなみにお兄さんの声にもできますので女性もどうぞ。
iPhoneのオートメーションの使い方とおすすめレシピまとめ
iOS13でショートカットアプリに新搭載されたオートメーション。
今回はその使い方を、チュートリアル形式で実際に便利なオートメーションを作りながら解説してきました。
作ったオートメーションは全4種
- 帰宅した時自動Wi-Fiオン
- 家を出た時自動Wi-Fiオフ
- iPhoneがBluetoothイヤホンにつながった時に自動でPodcastを再生
- 起床時自動で今日の天気を表示
ショートカットにトリガーが加わって更に便利になったオートメーション。
工夫次第で色々なことができるので、みなさんも一度お試しください!