iPhone セキュリティー

iPhone乗っ取りの原因はフリーWi-Fi!?今後の対策を紹介します

見に覚えのないメッセージがいつの間にか送信されていたり、突然iPhoneがロックされたり変な表示が出た方。

iPhone乗っ取り原因はほぼ公衆の無料Wi-Fi(フリーWi-Fi)だと思っていいでしょう。

iPhoneの乗っ取りを防ぐための対策を紹介します。

iPhoneの乗っ取りの原因は大きく3パターン

iPhoneが乗っ取られた原因は

  • フリーWi-Fi
  • 野良(不正)アプリ
  • 中古のiPhoneだった(もしくは誰かに設定してもらった)

の3パターンが多いので、この記事ではこの3つについて紹介します。

iPhoneの乗っ取り原因①:フリーWi-Fi

最近はcafeや駅など、無料で簡単に利用できるフリーWi-Fiがたくさん出てきましたね。

外でもWi-Fiを使う前提で、通信容量が少ないプランで契約している人にはありがたい環境なのではないでしょうか。

しかし、このフリーWi-Fiが厄介なのです。

通信の覗き見

フリーWi-Fiでは個別に接続のためのパスワードが振り分けられる、なんてことはないですよね。

みんなが同じWi-Fiに接続できてしまうのです。

加えて通信が暗号化されていないWi-Fiもあります。

このような通信環境下ではあなたが見ているサイトはもちろん、受け取ったメールの内容やダウンロードしたデータまで、他の人が簡単に傍受できてしまうのです。

さらに傍受した上でサイトのURLなどを書き換えてあなたに送信することで、あなたの端末にウイルスを感染させたりパスワードを抜き取ったり、ということができてしまいます。

対策方法は後述します。

なりすましWi-Fi

悪いことを考えている人がスマートフォン乗っ取り用にWi-Fiを用意するパターンもあります。

お店や公共機関側が置いてくれているWi-Fiによく似た名前にしておくことで、間違えてアクセスしてくる人にウイルスを感染させるのです。

iPhoneの乗っ取り原因②:野良(不正)アプリ

「このアプリ便利そう~!」ってダウンロードしたそのアプリ。

実はウイルスが潜んでいるかもしれません。

、、、とはいっても、きちんとAppStoreからダウンロードしたアプリならほぼウイルスはいないと思って大丈夫です。

さらに万が一ウイルスがいたとして、iPhoneは仕組み上、ウイルスがアプリの外のアプリやiPhone本体に悪さをすることはできません

「サンドボックス」という仕組みなのですが、アプリそれぞれに「砂場」が割り当てられてアプリは(ウイルス含めて)「その砂場の中でしか活動できない」ようになっているのです。

サンドボックスはiPhoneにはセキュリティソフトが存在しないのも、セキュリティソフト自身も砂場から出られないからです。

これがiPhoneを安全たらしめてる理由のひとつなのですが、サンドボックスがうまく機能しない場合があります。

脱獄(Jailbreak)したiPhoneであるときです。

詳細な説明はここではしませんが、とにかく内部の改造はやめておきましょう(外側にカバーつけるなどは可)。

改造するときは最悪そのiPhoneを捨てる前提で、個人情報などのデータ入れず遊びとして使いましょう。

iPhoneの乗っ取り原因③:中古のiPhoneだった(もしくは誰かに設定してもらった)

悪さを考えている人が、フリマサイトなどでiPhoneにウイルスを仕込んで格安に売りつけてくる場合も無くはありません。

中古品にはそういうリスクもあるということを意識した上で、購入後はとりあえず一度完全に初期化して使いはじめましょう。

フリーWi-Fiを使うときはVPNに登録しよう!

フリーWi-Fiを使うときはVPNを利用しましょう

VPNとは通信を暗号化するサービスだと思ってください。

フリーWi-Fiでは暗号化をしてくれないので自分で暗号化してしまおう、という考えです。

フリーWi-Fiの回線↔VPN↔iPhoneという形で、フリーWi-Fiの通信を使いつつ、安全な通信ができます。

仕組みの詳細はここでは述べませんが、フリーWi-FiでのリスクはおおかたVPNを利用することで解決します。

しかもVPNの利用方法はiPhoneにアプリをダウンロードして有効化するだけ、というかんたん仕様

おすすめVPNアプリはカスペルスキーのセキュアコネクション

おすすめVPNはカスペルスキーセキュアコネクションです。

カスペルスキー セキュアコネクション(VPNサービス)

カスペルスキー セキュアコネクション(VPNサービス)

Kaspersky Lab UK Limited無料posted withアプリーチ

 

おすすめするポイントは5つ、

  • カスペルスキーはウイルスバスターやノートンと並ぶ、代表的なセキュリティソフトを販売している会社であること
  • VPNサービス自体はアメリカのVPNサービスの大御所Hotspot shieldを利用している
  • 価格も年間2,900円とVPNサービスの中でも安価
  • しかも一つのアカウントで5台までインストール可能
  • 対応OSはiOS、Mac、Android、Windowsとほぼすべての機種をカバー

ここまで低価格で使い勝手のいいVPNはそうそうありません。

カスペルスキー セキュアコネクションのiPhoneインストール方法

iPhoneにカスペルスキーのVPNアプリを入れる方法について紹介します。

まずAppStoreからセキュアコネクションを検索してインストールしましょう。

いきなり有料版の購入について聞かれます。

一応無料版でも使用できますので、ここはスキップしても構いません。

ただ無料だと一日200MBまでという制限があったり速度が遅かったり、またいつも見ているサイトにアクセスできなくなる可能性(無料版だと接続先が選べず海外のサーバーが選ばれる時があり、海外からのアクセスを禁じているサイトがあるため)などのデメリットもあるのです。

ある程度使い勝手がわかってくれば有料にされるのをおすすめします。

するとこのように通信を保護するかどうか聞かれるので、「保護をオンにする」をタップ。

次にVPN構成の追加を許可するかどうか聞かれるので「許可」をタップして指紋認証を行います。

これで通信が保護されました。左上のVPNマークが目印です。

簡単ですね。

また途中で有料登録をしたいときは、左上の横向き3本線をタップして「アップグレード」をタップすれば可能です。

無料にはワナがあるので、自分の身は自分で守りましょう

無料で使えて便利なフリーWi-Fiにはセキュリティ面での危険があります。

そのためフリーWi-FiではVPNアプリがほぼ必須となるのです。

「タダほど高いものはない」とはこのことですね。

そしてこのことは無料のVPNにもいえます。

全機能が無料のVPNアプリは、無料でセキュリティーを担保するために、裏側で勝手にVPN接続で得た情報を切り売りして儲けていると言います。

セキュリティにはあまりお金をかける気にはならないかもしれませんが、転ばぬ先の杖。

大事なiPhoneがロックされてしまったり写真が流出してからでは遅いのです。

iPhoneが乗っ取られる前に自分の身は自分で守りましょう。