「空き容量が残りわずかです」という通知が出てストレージを確認してみたら、『その他』がめちゃくちゃ容量を圧迫してる!
ということ、容量が小さいiPhoneやiPad を使っている方にはあるあるではないでしょうか。
この記事ではそもそも『その他』ってなに?どうやって消すの?
という疑問にお答えします。
パソコンを使わない方法も紹介しますのでPCをお持ちでない方もぜひどうぞ!
iPhoneのストレージをいっぱいにする『その他』とは

iPhoneのストレージをいっぱいにしてしまう憎き『その他』。
その正体は
- キャッシュファイル
- ログ
- システムアップデート
です。
昔はこれに『システム容量』も含まれましたが、2019年11月現在システム容量は別表示に分岐されています。

キャッシュファイルやログはある程度容量がひっ迫してきたら自動で削除されます。
削除されるということは、これらは「あると便利だけど、ないならないで困らない」系のファイルということ。
自動で削除されるとはいえ、無くても困らないファイルたちのために通知がバンバン出るのはやはり不便ですよね。
iPhoneのストレージ上の『その他』を削除する方法
ここからはiPhoneのストレージ上にある『その他』を削除する方法についてご紹介します。
iPhoneの『その他』にまずは試したい再起動
何はともあれまずは再起動。
- 電源ボタン長押し
- 出てきた「スライドで電源オフ」をスライド、電源オフ
- 電源ボタンを押して電源オン
手元のiPadで試してみた結果がこちら

無事1.7GB程占めていた『その他』が消えました。
もし再起動で消えなくても、めげずに次へ行きましょう。
【要PC】iPhoneの『その他』削除には復元が効果的
PCをお持ちの方なら『復元』が最も効力を発揮するのではないでしょうか。
『その他』だけではなく、アプリ内のキャッシュなどのデータも消してくれるので総合的に容量が軽くなります。
復元時の注意点
大切なデータが消えてしまわないように、必ず事前に暗号化バックアップを取得しましょう。
アプリの設定(LINEのトーク履歴など)を完全に復元するためには、「暗号化バックアップ」にチェックを入れることを忘れないようにしましょう。
また、基本的に復元作業は時間がかかる作業になりますので、iPhoneを長時間iTunesに接続しっぱなしにしていても困らないときに実施しましょう。
復元の方法

- iPadをPCと接続
- iTunesを立ち上げる
- 「iPhone(画像はiPad)を復元」を押す
事前に「iPhoneを探す」をオフにしておかないとここで怒られますので注意。

下記の記事でも詳しく書いていますので参考にしてください。

iPhoneだけで『その他』を削除する方法【パソコンなし】
最後はパソコンが無くても『その他』を削除できる方法についてご紹介します。
方法は簡単で、容量の限界まで動画撮影を行うだけです。
容量がひっ迫したら自動でその他が消される、という性質を利用しています。
「容量が一杯で撮影を続行できません」という注意が出るまで撮影すれば、あとはその動画ファイルを消去するだけ。
当iPadでも効果は確認できました。
【要チェック】iPhoneのストレージ不足、本当に『その他』だけが問題?
さてやたら悪者として吊し上げられがちな『その他』ですが、それだけが果たして問題なのでしょうか。
結局『その他』というのはiPhoneを使用していく中で勝手に生まれては消えていくもの。
一時的には「容量不足です」という通知からは開放されますが、時間が経てば再び通知攻撃が開始されます。
ここからは『その他』以外のアプローチでストレージの容量を開けるためのTipsを紹介します。
Tips1:写真を整理しよう

特に動画の整理がコスパ高
まずは大半の人がそのままにしているであろう写真を整理しましょう。
例えば私もご覧の通り写真が30GB以上占めています。
人によってはもっと大きくなっているかもしれませんね。
写真フォルダの中でも特にウェイトを占めているであろう動画だけでもPCをなどにバックアップを取りiPhoneからは削除しましょう。

私の場合、動画を消すだけでこの通り10GBを切るレベルでデータを圧縮できました。
iCloudに移行させるのもアリ

更に写真も圧縮しようと思うとiCloudの利用が簡単かつ便利です。
私の場合は更に半分以下の容量になるそう。
とはいえ、iCloudは5GB以上が月額サブスクリプション制で毎月定額がかかりますので注意。
方法については他サイトでゴマンと書かれているので割愛します。
充電するだけでデータのバックアップもできる『Qubii』がオススメ

『月額課金は嫌だ、でもパソコンもない』というあなたには充電するだけでデータのバックアップもできる『Qubii』がオススメ。
充電するACアダプタとLightningケーブルの間に噛ませるだけで、充電するたび自動でバックアップを取ってくれる仕組みです。
もちろんバックアップした写真はiPhoneアプリから確認可能。
家に一つあればiPhoneの容量不足への強力な助っ人となるでしょう。
Tips2:使っていない大容量アプリを再確認
次に確認したいのはストレージの中で大容量を占めるアプリたちです。
プレイしないゲームを消す、ということは基本中の基本。
ここで気をつけてほしいのは「頻繁に利用しないダウンロードコンテンツを消す」ということです。
具体的には
- 見終わったダウンロード済みPrimeVideo
- 最近聞いていないサブスクアプリのダウンロード済み音楽
- ほとんど読まなくなったKindle本
- 勉強済みの動画教材
などはどんどん消していきましょう、ということです。
下の例を見てみましょう。

写真32GBの次点で多くの割合を占めるアプリである『Umedy』と『Kindle』。
これらのコンテンツのデータはどれくらいなのでしょうか。
上の画面からアプリをタッチすれば詳細を確認できます。

こちらがUmedy。
動画コンテンツをすべて消せば10GB以上ストレージを空けることができることが確認できます。

そしてこちらがKindle。
UmedyとKindle合わせて20GB近くは容量を空けられることがわかりました。
しかも、これらのコンテンツは再度ダウンロードするまではストレージを圧迫することはありません。
このように『その他』だけでなく各アプリの中のデータにまで目を向けることで容量を空け、iPhoneを快適に利用することが可能となります。
まとめ
iPhoneのストレージの『その他』とは
- キャッシュファイル
- ログ
- システムアップデート
です。
再起動や復元などで『その他』を撲滅することは可能ですが、実はそれは一時しのぎ。
iPhoneの中の使っていないアプリやアプリ内のコンテンツを整理することこそが、ストレージの容量を空ける最短ルートになるのではないでしょうか。